サスティナブルファッションEXPOに行ってきた。

4月6日㈬から4月8日㈮まで東京ビッグサイトにて開催の【サスティナブルファッションEXPO】に行ってきました。

前回は当店の定休日開催でしたのでゆっくりと拝見したのですが、今回はいずれも当店の営業日と重なっていたので8日㈮にお店のオープン時間を15時からにしてお邪魔してきました。

国の政策として企業もSDG’sをより一層、意識しないといけない風潮も追い風になっているのか前回よりも来場者が1.5倍ほど多い印象を受けました。

バナナの皮から生地を作る
リンゴからサスティナブルレザー

大手が開発したサスティナブル素材、ペットボトルや廃棄衣料から作られた再生ポリエステルや漁業で使用する網から作られた生地、バナナやリンゴ、マッシュルームなどから作られる生地やサスティナブルレザーなど昨今、話題にはなっていますがまだまだ素材感が新しい生地には見劣りする代物でした。しかし、今回展示されていた生地たちは新しい生地に負けずとも劣らずな物が多く見受けられました。技術の進歩が目まぐるしいことを実感いたしました。

さて、大手は再生生地などで商機を狙っているようでしたが原宿洋服再生プロジェクトとしては炭素などを出さずに循環やアイディアで出店しているブースに注目しました。

株式会社ADP様

一つ目は【株式会社ADP】様

転写プリントやシルクプリント、インクジェットプリントなどを得意としているようでプリントの種類や面白いインクなどプリントの可能性を追求している会社です。

・使えなくなった服を使えるようにつくり直す。

・使い切る最期まで捨てられないものを作る。

この二つをコンセプトに古着のリメイクに挑戦していました。

Tシャツリメイク
着物アロハリメイク

リメイクと聞くとアイテムとアイテムをMIXして一点ものをパーソナル向けに制作していくイメージが先立ちますがそちらにもうひとアレンジしてプリントを載せることにより、更に面白いものが出来るのではないかと創作イメージが広がりました。

昭和ビンテージ洋品店

二つ目は【昭和ビンテージ洋品店】様

こちらは一見、昭和ノスタルジーを感じさせる古着屋さんのブースと見えますが仕入れ先が特殊で昭和20年代から昭和40年代くらいまでの田園調布や芦屋などのご令嬢が実際着用していた当時の高級仕立服や高級プレタポルテに限定して直接買い取りしているそうです。商品には一点一点に持ち主の物語がついていました。

仕入れたものはネット上のバーチャルショップにて販売やレンタルをしていますが中には破損して修復できないものなどもありこちらは髪留めやコースター、マスクなどに作り替えて販売しているとのこと。

お品物の持ち主紹介とマスクなどの小物

お直し屋としてはワンピースやドレスを拝見し、当時のお針子さんたちによる手仕事の細かさに感心してしまいました。

原宿洋服再生プロジェクトとしてはこの2社を改めて取材して深堀りしてみたいと思います。

お楽しみに。

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